一周忌にすべきことを教えます。
2021年03月09日
高齢化社会の中で必要とされるようになったことは、自分自身で人生の区切りをつけるということです。長生きすることは必ずしも幸せなことではなくなりました。それというのも、年齢を重ねるにつれて自分でできることがどんどんと減ってしまうからです。
人との付き合いも同様に、体が動かなくなってしまうと、遠方の人とはあいたくてもなかなか合うことは叶わなくなります。そうした状況になる前に、自分自身で生前葬を行い、親交のあった人や親族にお礼を言いたいという高齢の人が増えてきました。
こうした会というのは、周囲が行ってあげられるサプライズパーティーとは性質が異なります。自分の意思があってはじめて行うことができることなので、自分がやりたいと言いださねばなりません。そうした意思を受けて、周囲が動き出したり、葬儀会社との打ち合わせに発展していきます。
生前葬というのは、たしかに費用がかかります。しかし、人生の区切りをつけるためには必要な費用だと考える人が増えています。気がついたら年をとっていて体も動かなくなってしまったということがないように、ある程度の年齢で人を集め、生きているうちに感謝の気持を伝えておきたいという要望に応える会です。
