一周忌にすべきことを教えます。

2021年02月04日

イレギュラーな形の生前葬を理解するには

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葬儀と言えば亡くなった後に行うのが一般的です。ですが葬儀も一般葬・社葬・家族葬・密葬と多様化していく中で「生前葬」を行う方も近年ではいらっしゃいます。まだまだ根付いているとは言い難い形式ですが、高齢化社会で「終活」の話題も耳にするようになった世の中で、終活の一環として希望される方も増えてきています。

そこで希望される方の真意、また生前葬とはどのように行うのかについて考えていきましょう。文字度通り生きている間に行う葬儀ですが「生きている間に親しく付き合っていた人やお世話になった人に対して直接お礼を言っておきたい」気持ちから希望される場合があります。

ご高齢になった方や大病を患い意識の転換があった方が望む場合もあるようです。亡くなる前に、感謝の気持ちをしたためておいて手紙に遺すのが遺書ですが、それも「自分が最後まで手や口が自由に逝けた場合」の話です。

人は自分が死ぬタイミングを、高齢になるまでにずっと健康なまま見極められる訳ではありません。ですから健康なうちに周りの人への感謝を込めて行う方がこの形式を希望されます。生前葬では式の最中に自分の好きな曲を流す、引き出物の代わりに「プレゼント」を渡す、など自由な形で執り行うことが可能です。

行いたい人の意思を盛大に生かして上げられるのがこの形式の最大のメリットです。