2019年08月08日
今では一般人でも自分の葬儀をプロデュースする時代で、どんな音楽を流してほしい、どんな花を供えてほしいなどと生前にプランニングしている人もいます。葬儀にかかるお金を把握して、自分で用意しておきたいという理由が多いようです。
有名人ともなれば、自分でプロデュースするだけでなく生前葬を行うこともあります。顔が広い人はそれだけ挨拶しておきたい相手も多いですし、生前葬を行うことで顔をつなぎ、子孫や会社の後継者、弟子などにコネクションを遺してあげるという目的もあるようです。
70年代くらいからすでに、お別れ会のような生前に行うパーティーを開く有名人も多くみられました。華やかな世界の人は顔も広い分、わだかまりがある相手が多かったり、生きているうちに仲直りをして心残りを解消しておきたいという人もいるようです。
生前とはいえ葬儀なので、誰もがお別れの心づもりをして穏やかな気持ちで話せる場にもなります。つい先日亡くなった実業家も、生前に感謝の会と称して集まりを開いたそうです。事業を興し大きく広げるうちに苦労をかけた、周囲の人に対して感謝とお詫びをしたいという主旨だったようです。一般人でも、親しい友人を招いて催してみてもいいかもしれません。