一周忌にすべきことを教えます。

2019年02月19日

宗派による葬儀でのマナーを理解する

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宗派で葬儀の内容が異なりますが、天台宗は全人類は仏の子供と考えられています。天台宗では読経によって懺悔を行う顕教法要や故人が死後極楽へ行くことを祈願する例時作法、そして真言によって故人を弔う密教法要の3つがあります。

葬儀の流れをみていくと通夜では臨終や通夜での読経を行いますが、剃度式といわれることもあります。剃度式では水やお香を使いながら、故人をお浄めしていきます。剃度は髪の毛を剃っていく意味合いを持っており、実際に剃髪は現在はしていませんが仕来りとして行うことがあります。

これが終わると戒名が故人に与えられ、通夜が終了となります。葬儀では導師により列讃を行いますが、これは穏やかな曲を斎場に流して、打楽器を打ち鳴らしていきます。これで阿弥陀如来を迎えて故人を仏として崇めていき、成仏していくことになります。またお茶を供える儀式がありますが、これは列讃後に棺を閉じた後で茶器を供えていきます。導師が引導を渡して松明や線香などで空中に梵字を描いていきます。弔辞などを読んでから読経を行い、最後に回向文を唱えた後で終了となります。焼香の作法を理解する必要があり、焼香では基本3回行います。合掌礼拝を行ってから右手の親指と人差し指そして中指を利用して香をとります。そして右手に左手を添え、焼香を行っていきます。繰り返して最後に再度合掌礼拝を行って、焼香の作法は終了となります。